教導隊(地方軍)

교도대(지방군)

◆組織編制

 地方軍は、韓国の予備軍に該当する武力として当初には、教導隊と呼ばれた。教導隊が初めて創設されたのは、1972年12月だったが、このとき、金日成は、「教導旅団を組織してみましょう。噂を立てないように静かに作りなさい」と教示した。教導隊は、初期に、党責任秘書が司令官となり、地域の中堅幹部を参謀長にして、主として労働者密集地域を中心に組織し、訓練と兵器支援も該当地域衛戍司令官が保障するようにされていた。初期の教導隊は、100%除隊軍官及び除隊軍人で構成され、中隊長以下の指揮官と下戦士(士兵)は、除隊前の軍事称号(階級)をそのまま付着するようにしており、従って、指揮系統も複雑で、部隊を統率することも難しかった。

 このような弱点を克服するため、1980年代初め、人民武力部の隷下に4個の地区司令部(軍団級)を設置し、教導旅団を地区司令部に編入させ、名称も地方軍に改称した(地区司令部は、正規旅団2〜3個、教導旅団5〜6個で構成)。その後、1995年頃、北朝鮮首脳部の軍事力増強政策により、再び地区司令部を軍団に昇格させ、現在、増えた北朝鮮軍の9、10、11、12軍団がそれである。現在、この軍団には、3〜4個の正規軍旅団と共に地方軍旅団が配属されている。

 現在、地方軍の総兵力は、約160余万と推算され、約20〜30個に達する地方軍旅団は、正規歩兵旅団に準じる編制と武装をしており、これらは、戦争勃発時、即刻正規予備隊として後方地域防御任務を遂行する。地方軍は、主として労働者、事務員密集地域に組織されており、企業所の規模により旅団、連隊、大隊、中隊、小隊に分けて組織されている。

 指揮官は、旅団長から大隊長までは、現役軍官(将校)が受け持っており、中隊長以下は、地方軍成員中から軍官(将校)出身者が引き受ける。地方軍の服務年限は、18歳から45歳までであり、今は、除隊軍官及び下戦士の外に様々な理由で軍隊に行けなかった年齢該当者も選別的に地方軍に編入している。

◆動員訓練

 地方軍は、平時には、軍服と個人装具のみを支給されているが、一旦召集されれば、現地で武器を支給するようにされている。地方軍の訓練期間は、年間45日で、人民武力部第1戦闘訓練局の訓練綱領に従い、該当軍団長が樹立した計画により実施する。地方軍の動員は、戦・平時を問わず、該当軍団長が発令し、地方軍の動員命令には、該当企業所党委員会が無条件協調するようにされている。地方軍は、大概機関、企業所単位で組織されているため、動員時間が極めて短いのが特徴であるが、中隊の場合、集合時間は、約15〜20分以内、大隊と連隊の場合、30〜40分以内、旅団の場合でも、1時間を超えない。

▲戦時

 地方軍の戦時任務は、後方地域の防御と海岸又は重要対象物の防御とされているが、平時にも、正規軍編制とされているのみならず、指揮体系も人民武力部総参謀部隷下軍団として秩序整然とされているために、有事の際、別途に部隊編成を行う必要がない。従って、召集だけすれば、地方軍は、直ちに正規軍となるであろう。

 そして、戦闘能力も正規軍に劣らないのみならず、絶対多数が10年以上の軍隊服務を終えた除隊軍人で構成されているため、経験が豊富で、兵士個人の戦闘能力は、むしろ正規軍より桁外れに優越する。実際に平壌地区防御司令部隷下の平壌市地方軍の定期訓練時、平壌地区防御司令部では、傘下軽歩兵旅団をして地方軍の宿営地を襲撃する訓練を多く組織するが、そのとき毎、地方軍がむしろ正規軽歩兵を成果的に掃討する戦果を上げている。従って、地方軍は、民間武力に分類するより正規武力に近いと見なければならない。

 最近、食糧難により地方軍の召集と動員訓練が以前に比し、多く劣悪となったのは事実だが、今もその動員体系は、厳然と生きている。

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最終更新日:2003/05/21

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